茶カテキンの継続摂取で、“褐色脂肪組織”を活性化して脂肪を消費。

2017.04.02
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茶カテキンの継続摂取で、“褐色脂肪組織”を活性化して脂肪を消費。

ご存知ですか?“褐色脂肪組織”

脂肪というと健康を害するもの、肥満の原因といわれて悪者扱いされることが多いですが、本来は生命維持のための大切な栄養素のひとつ。体の中に蓄えられて、エネルギー源として利用されたり、細胞の構成成分になったり、体温を保つのを助けたり、臓器等のクッションといった大切な役割を持っています。
この脂肪組織ですが、人間の体内には2つあります。脂肪を貯蔵する燃料タンクの役割を果たす「白色脂肪組織」というのが一般的に「脂肪」といわれるものです。

一方、「褐色脂肪組織」というのは、肩口や背骨の周辺に存在し、体内でヒーターのような役割をして、脂肪消費や熱産生に働く脂肪組織のことです。この脂肪消費や熱産生に働くという点がポイントです。
しかし、乳幼児の頃は誰もが持っている「褐色脂肪組織」も、成長とともに減少していくといわれています 。

「褐色脂肪組織」の説明の図

褐色脂肪組織は、脂肪消費や熱産生に働く脂肪組織のこと。

“褐色脂肪組織”は誰にでもある。しかし…

もともと脂肪消費や熱産生に働く「褐色脂肪組織」は、筋肉が発達していない乳幼児の体内に多く、成長すると減少していき、成人になるころにはほとんどなくなってしまう人が多いといわれていました。そして、本来は成人の体内の脂肪消費は筋肉と肝臓でのみ行われると考えられていました。実はその後の研究により、成人にもこの「褐色脂肪組織」が存在していることがわかりました(北海道大学 斉藤昌之名誉教授らの研究)。

ただし、やはり年齢とともに「褐色脂肪組織」の活性は低下していき、エネルギー消費も低下してしまいます。その結果、「褐色脂肪組織」が活性化しにくい人は体脂肪がたまりやすく、加齢に伴う肥満、いわゆる中年太りの原因のひとつになっているといわれています。

PETで撮影した、褐色脂肪組織の活性の低い人と褐色脂肪組織の活性の高い人

PET:ポジトロン断層法(Positron Emission Tomography)の略号で、褐色脂肪組織にブドウ糖が集まりやすいことを利用して、黒く映し出されるフルオロデオキシグルコース(FDG)を指標として使用し、撮影。褐色脂肪組織が直接観察できるようになり、褐色脂肪組織の活性が高い人は、脂肪組織が黒く写るが、活性の低い人は黒く写らない

褐色脂肪組織は大人にもありますが、加齢とともに活性が低下。

茶カテキンが“褐色脂肪組織”活性化へ影響!

そこで登場するのが、脂肪の消費力を高めるという茶カテキン。この茶カテキンを継続的に摂取することで 、脂肪消費や熱産生に働く「褐色脂肪組織」の活性を高めることができ、脂肪消費量が増加するということが最近の研究結果でわかってきました。
しかも「褐色脂肪組織」の活性化は、特に健康リスクにかかわる内臓脂肪を減少させるというデータも出ています。
つまり、茶カテキンを継続摂取することで自然と「褐色脂肪組織」も活性化し、普段と変わらない生活を送りながら、脂肪を消費しやすいカラダになっていくということです。

北海道大学 斉藤昌之名誉教授との共同研究

茶カテキン540mg含有飲料を摂取する群(茶カテキン群)、またはカテキン非含有飲料を摂取する群(対照群)に無作為割付し、1日2本、5週間飲用を継続した前後で、褐色脂肪細胞に関わるエネルギー代謝を調べたグラフ

対象者:褐色脂肪組織の活性の低い成人男性10名(PETによる画像診断結果から)
方法:茶カテキン540mg含有飲料を摂取する群(茶カテキン群)、またはカテキン非含有飲料を摂取する群(対照群)に無作為割付し、1日2本、5週間飲用を継続した前後で、褐色脂肪細胞に関わるエネルギー代謝を調べた。(Winter Cross-over)

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