『健康寿命日本一』をめざす大分県の挑戦を花王がサポートしています

2016.04.11
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大分県

大分県が「健康寿命日本一」をめざす理由とは?

大分県が県をあげて健康づくりに取り組むのにはわけがあります。平成22年の調査において、 大分県は全国で唯一、この10年で男女ともに平均寿命が2歳以上延び、長寿県トップ10の仲間入りを果たしました。

しかし、健康寿命は男性が39位、女性が34位と男女ともに全国平均を下回っており、寝たきりになるなど健康が理由で日常生活に制限のある期間の長さは男性が1位、女性は4位という状況にあったのです。

そこで大分県は、県民の健康で自立した生活期間を伸ばすために、「第二次生涯健康県おおいた21」を策定。今後10年間で「健康寿命日本一」になることを目標に掲げています。

※なお、2016年1月に発表された最新の健康寿命ランキングでは、男性は16位、女性は10位と改善がみられています。大分県では、健康寿命日本一の目標に向けて、さらに活動を継続するとのことです。

平均寿命と健康寿命の図

平均寿命出典:
「平成22年度都道府県別生命表の概況」(厚生労働省)
健康寿命出典:
厚生労働科学研究「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」(厚生労働省)

職場ぐるみでの健康づくりを支援する大分県

大分県は「第二次生涯健康県おおいた21」を策定して以来、その施策の一つとして、職場での健康づくりに力を注いでいます。「健康経営事業所」認定制度では、従業員の健康サポートに積極的に取り組む事業所を募集。その事業所に対して県が健康づくりを支援しています。

現在、360以上の事業所が登録を済ませ、そのうち45事業所が「健康経営事業所」として認定されました。

健康経営事業所について

大分県では県内全ての事業所を対象に「健康経営事業所」の認定制度を実施。
従業員の健康を支えたい事業所を応援している。

内臓脂肪や代謝に関する研究を重ねてきた花王

花王は20年ほど前から内臓脂肪や代謝に関する基礎研究に着手。「内臓脂肪を簡便かつ正確に測定する方法」「体脂肪の燃焼代謝を高める食品成分(茶カテキン、コーヒークロロゲン酸など)」「内臓脂肪の蓄積しにくい食スタイル、ライフスタイル」などをテーマに研究を進めてきました。その成果を生かして、内臓脂肪に着目した健康支援サービスを2014年4月に開始しています。

花王では、こうした健康づくりの技術を自社の従業員の健康増進に応用。経済産業省と東京証券取引所から「健康経営銘柄」に指定されました。現在では自社以外に対しても「健康経営」の考え方とその手法の普及を行っています。

健康経営銘柄

従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に実践している企業として
「健康経営銘柄」に選定された花王

大分県の「健康経営」を花王が全力サポート

「健康経営」の普及活動の一つとして、花王は大分県の健康づくりにさまざまな形で協力しています。2014年度は健康経営事業所登録を推進する目的で、茶カテキンを配合した特定保健用食品(トクホ)ヘルシア 2,000ケースを贈呈。2015年度は大分県が中小事業所に対して実施する「働き盛りの健康みえる化促進事業」の企画・運営業務を受託し、県内25事業所・1,000名へ健康増進の支援を始めました。

花王が提供する健康づくりの特徴は、独自の技術による「内臓脂肪」や「歩行の質」の測定を通じて「健康のみえる化」を行い、その意味を的確に伝え、さらに継続しやすい「生活改善の提案」まで行うこと。生活改善に成功した個人や事業所には花王のヘルスケア製品のプレゼントが贈られるなど、「職場での健康づくりを楽しみながら無理なく継続」できることも大切にしています。

大分県「働き盛りの健康みえる化促進事業」花王は以下の内容でサポートしています

◎歩行の若々しさに着目した歩行改善プログラム「ホコタッチ」の提供
「ホコタッチ」とは、歩行計を用いた集団参加型プログラム。歩数と歩行速度から「歩行生活年齢」をチェックし、健康寿命の延伸につながる歩き方を身につけることをめざしています。 仲間と連携することで生活改善への意識を高め、競い合う楽しさを味わうことで、よりよい結果へと結びつけます。

◎内臓脂肪に着目した生活習慣改善サポートプログラム「NAiBO」の提供
「NAiBO」は、内臓脂肪データと生活習慣のデータに基づいて、内臓脂肪の溜めやすさを分析し、改善を支援するプログラムです。
内臓脂肪ラボ NAiBO

◎生活を改善できた方への表彰やプレゼント
生活改善ランキング上位の参加者や事業所を表彰し、特定保健用食品(トクホ)ヘルシアなど花王製品をプレゼントします。

大分県の皆さんの健康理解を促進するイベントも主催

大分県は2015年から10月を「みんなで延ばそう健康寿命」推進月間に設定しており、花王ではそれに合わせ「内臓脂肪みえる化ステーション」を、県などの後援のもと開催。2015年10月2日から4日の3日間、大分市内の大型ショッピングモールで行われたこのイベントでは、内臓脂肪に関するセミナーと内臓脂肪測定を実施しました。

内臓脂肪みえる化ステーション

大分市内で開催された「内臓脂肪みえる化ステーション」案内ポスター

「みえない」内臓脂肪への意識をセミナーで喚起

柳沢佳子研究員

ヒューマンヘルスケア研究センター ヘルスケア食品研究所主任研究員
博士(栄養学)・管理栄養士柳沢佳子

「内臓脂肪みえる化ステーション」で行われたセミナーには、老若男女幅広い層の皆さんが参加。花王ヒューマンヘルスケア研究センターヘルスケア食品研究所主任研究員の柳沢佳子が「内臓脂肪から『みえる』あなたの健康」をテーマにお話ししました。

柳沢はまず、平均寿命と健康寿命の差が全国的にみて長い大分県で、健康寿命に影響する病気のうち、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の治療を受けている人の率 が全国1位であることを紹介。その原因となる高血糖、高血圧、脂質異常などの症状の下に隠れている「内臓脂肪型肥満」のリスクを説明しました。

そして、内臓脂肪は「測って、知って、減らすことができる」として、内臓脂肪を簡単に測ることができる医療機器を紹介。生活習慣や体型の改善は難しいという印象に反して、意外なことに「内臓脂肪は増えやすいが、減りやすい」という事実もお伝えしました。

内臓脂肪

“つまめる”脂肪は皮下脂肪。健康のバロメーターといえる内臓脂肪は、直接見たり触ったりすることはできない

さらに、内臓脂肪を減らすための有用な方法として「(1)食事を改善、(2)身体活動をプラス、(3)トクホ(特定保健食品)を活用」の 3つをお知らせし、次回の「内臓脂肪みえる化ステーション」(2016年2月開催)までの生活改善を呼びかけました。

内臓脂肪測定には500名超が参加

セミナーの後、希望者は特設の測定スペースで内臓脂肪を測りました。看護師にベルト型の電極を腹部に装着してもらい、約5分で測定終了。その場で測定結果がわかり、「内臓脂肪」が「みえる化」されます。

測定した大分県の皆さんの傾向としては、肥満度(BMI)の高さよりさらに、内臓脂肪肥満の率が高いことが判明。50~60代の男性の約4割がかくれ内臓脂肪肥満であるとわかりました。

測定した人は、専用のウェブサイトにパソコンやスマートフォンでアクセスすれば、「内臓脂肪年齢」や「生活習慣分析」などの詳しいサービスを受けることも可能。 普段は測れない内臓脂肪を気軽に計測できるとあって、3日間でなんと500名を超える人が測定を受け、大盛況のうちに幕を閉じました。

内臓脂肪測定

普段は正確に測ることが難しい内臓脂肪を、花王が開発した技術により数分で計測

「みえる化」→「気づき」→「アクション」の流れが大切

内臓脂肪測定を通して花王が内臓脂肪の「みえる化」を行っているのは、まず「気づき」を得てほしいという考えに基づいています。そして次に大切なのは、単に測定して終わるだけではなく、無理なく続けられる方法を取り入れて生活を改善することです。

「内臓脂肪みえる化ステーション」に参加した方に感想を伺うと、「内臓脂肪が健康のバロメーターであることがわかった」「生活を見直して次回ぜひまた測りたい」「運動を増やしたり、トクホを活用したりしたい」などの声が寄せられ、みえなかった内臓脂肪の「みえる化」が、アクションを起こす「きっかけ」となったようです。

行政や職場とのコラボレーションで健康寿命延伸へ!

大分県で3日間にわたって開催した「内臓脂肪みえる化ステーション」は、健康寿命がにわかに注目される時流の中、新聞やテレビなどマスメディアにも取り上げられ、大きな反響が広がりました。イベントを後援いただいた大分県の方なども、このイベントの意義を認められ、高い評価をいただきました。

主催した花王でも、今回の活動によって大分県のたくさんの方々に健康への「気づき」や「きっかけ」を提供できたことを実感しており、今後も花王独自の知見やサービスを幅広く役立てていただきたいと願っています。

「10年後の健康寿命日本一」に挑戦する大分県と、健康の「みえる化」をサポートする花王。官と民のコラボレーションによる、健康寿命延伸へのたしかな道のりが始まっています。