「最近よくつまずく」人は必見!寝たきりの入り口のサインかも!?

2016.06.20
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「最近つまずきやすくなった」「何もないところでつまずいてしまう」と思っている方、「歳だから仕方がない」と放っておくと、「転倒→骨折→寝たきり」となってしまうかもしれません。

2005年スポーツ医学研修ハンドブック基本科目(文光堂53-67) 監修:日本体育協会指導者育成専門委員会スポーツドクター部門

2005年スポーツ医学研修ハンドブック基本科目(文光堂53-67)
監修:日本体育協会指導者育成専門委員会スポーツドクター部門

つまずいた場合に、転倒してしまうのを防ぐには、とっさに反応して姿勢を立て直す「バランス力」が必要です。しかし、バランス力は、20歳のときを100%とすると、50代で60%、70代では80%も低下します。

歳をとってからの「転倒」は危険!家の中でも要注意

「つまずき」や「転倒」というと、ちょっとしたアクシデントにすぎないというイメージを抱くかもしれませんが、そうとは限りません。実は、転倒・転落で亡くなった人は、交通事故より多いことがわかっています。(図1)

交通事故と転倒・転落による死亡者数

平成25年厚生労働省国民生活基礎調査及び、人口動態統計より作図

転倒事故は、高齢者の救急搬送の原因でも圧倒的に1番!(図2)

平成21年からの5年間で救急搬送された高齢者(65歳以上)の事故種別

東京消防庁救急搬送データから見る高齢者の事故より作図

注目したいのが、転ぶ事故は屋外ばかりでなく家の中で多く起きているという事実です。(図3)

高齢者の転ぶ事故の発生場所

東京消防庁救急搬送データから見る高齢者の事故より作図

高齢になると、家の中も“危険”。ちょっとした「つまずき」もあなどってはいけません。

“気持ちにからだがついてこない”のは、「神経から筋肉への指令の伝わり」低下が原因かも!?

転びそうになったときに、とっさに足を動かして反応する。素早くバランスを立て直す…。このように、思い通りにからだを動かすには、神経や筋肉、骨、関節などが連携して動くことが大切。どこか1つでも支障をきたすと、思い通りにからだを動かせません。

「あれ?」「おっとっと!」など、今までと同じように動いているつもりなのに、気持ちにからだがついてこない、なんてことも。

私たちのからだは、脳からの指令(信号)が神経を通って、筋肉に伝ってはじめて動きます。その伝わりが悪くなると、動きが悪くなり、つまずきによる転倒などを招く可能性が高まってしまうのです。思った通りの素早い動きにつなげるには、指令がきちんと伝わることが大切です。

からだを動かすために大切な「神経から筋肉への指令の伝わり(つたわり)」

神経や筋肉、骨と骨をつなぐ関節などが連携することで、はじめてからだは動く

運動が苦手な方にもおすすめ!簡単1分!「片足立ち体操」!

50代からの「つまずき」や「転倒」を防ぐには、とっさの一歩がでることや、バランスを保つ力が大切です。

そのためには「神経から筋肉への伝わり」を維持すること。そこで、手軽にできてオススメなのは、「片足立ち」です。全身の筋肉を鍛えながら、バランス能力を向上させます。また、このような適度な運動は、神経機能の維持にもつながります。

「神経から筋肉への伝わり」を維持するために1分の片足立ち体操をおすすめします

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片足立ちを1分間1日に3回(左右計6回)行うだけで、なんと約53分間歩いたのと同じ運動負荷が、太もものつけねにかかります。毎日片足立ちをして、動けるからだを保ちましょう。

出典/Showa Univ. J Med Sci 11(4),247-254, December 1999

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